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睡眠障害(不眠症)と認知行動療法

睡眠障害

睡眠障害は、多くの精神疾患で認められます。
うつ病、発達障害、月経周期・妊娠出産期・更年期等、様々な疾患と強く関連します。
睡眠障害を改善することは精神疾患を治す第一歩です。
不眠症は薬がなくても解消できる場合があります。
薬の服用に不安のある方、また他の持病によりお薬の服用が難しい方には認知行動療法での治療も提案させて頂きます。

睡眠障害(不眠症)と認知行動療法

日本では成人の4人に1人が不眠症で悩んでいると言われています。
しかし、睡眠に関しての知識を持っている人は少数です。
日本では不眠症の治療というと薬物治療、と考えられている方も多いですが、米国では不眠症や睡眠障害の治療に認知行動療法(Cognitive Behevioral Therapy;CBT)を行うことは一般的になっています。
不眠症の認知行動療法は、生活習慣の見直しや、睡眠環境の見直しにより自身の睡眠の問題を改善していく手法です。
日常生活から不眠の原因が減少していくことで、服用中の睡眠薬の減量も見込めます。
不眠症が長期出現している状態が続くと、慢性化し心身へ悪影響を引き起こします。注意力・集中力の低下、頭痛、イライラ感などを引き起こし、事故の原因や仕事のミスにつながるような場合があります。
睡眠を見直し、日中の生活を充実させることが不眠症の認知行動療法の目的です。不眠の原因が日中のストレスにある場合は、その問題に対する解決策もご相談いただけます。

不眠症には様々なタイプがあります。

◎入眠困難タイプ(寝付くのに時間がかかる)

◎中途覚醒タイプ(睡眠中に何度も目が覚める、夜中に目が覚めてから再入眠することができない。)

◎早朝覚醒(望ましい時間よりも2時間以上早く目覚めてしまい再入眠ができない)

◎熟眠障害(眠りが浅い、しっかり寝たはずなのに疲れが取れない。)

このような症状によって、日中の眠気、集中力低下、倦怠感、意欲の低下などが生活に支障をきたしている場合は不眠症(睡眠障害)と考えられます。

不眠症の治療は、症状により薬物治療や認知行動療法をご提案させて頂きますが、それぞれにメリット、デメリットもあります。

①薬物治療:医師の判断のもと薬を処方し、睡眠を改善していく治療法。

②認知行動療法:睡眠を妨害する生活習慣やストレス因に焦点を当てて、適切な睡眠習慣を取り戻す方法。

睡眠薬のメリットとして、服用したその日から寝付ける、熟眠できる等があげられます。一方で、長期間使用すると効きが悪くなる、依存してしまうとやめにくい、減薬していくのに時間がかかる、などのデメリットも存在します。

認知行動療法では睡眠薬のような即効性はありませんが、不眠に対する様々な解決策を身につけられ、治療が終わった後も効果が続く、副作用がない、不眠の原因となるストレス因の対処方法を学べる、といったメリットがあります。また、薬物治療と並列して行うことで治療効果が高くなることも証明されています。

ただ、睡眠時無呼吸症候群、ナルコレプシー、概日リズム睡眠障害、レム睡眠行動障害など、薬での治療が必要と判断した場合はこちらを優先させて頂きます。薬物治療により症状が改善傾向にある場合や、その他ストレス因で睡眠の妨げになっている場合は認知行動療法を受けて頂くことも可能です。診察の中でご相談ください。

認知行動療法の開始にあたり、一度診察の中で不眠症の原因について診断します。認知行動療法の適応と診断した場合は患者様に概要を説明した上で開始させていただきます。

原則2週間おきにセッションを行います。※ご都合に合わせ調整致します。

予約制となっています。

料金は時間ごとに設定しております。

30分5,500円
45分8,250円
60分11,000円

現在、認知行動療法という、人の物事の受けとめ方(認知)と対処の仕方(行動)に焦点をあてた治療法が様々な疾患、問題に対して有効性を示すことがわかっています。

不眠症への認知行動療法もその一つです。
当院も以前から取り組んでおりますが、当院に所属しているカウンセラーは20年以上の経験を積んでおり、医師も認めた技術で、患者様一人一人に合わせた、パーソナルなアドバイスが可能です。不眠だけでなく、社会資源の利用方法や家族関係の問題に対してのご相談も可能ですのでお気軽にお問い合わせください。

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1.うつ病と睡眠障害

睡眠障害はほぼ必発の症状で、90%の患者で不眠を認め、10%の患者で過眠を認めます。

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2.認知症と睡眠障害

加齢により、夜間睡眠時間が短縮される傾向があります。昼夜逆転、夜中に目覚めてしまい日中にうとうとする、ことが認知症を進行させます。

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3.統合失調症と睡眠障害

およそ80%で認められます。重篤な不眠は、初発及び他の症状の再発・再燃の前兆となることも少なくありません。

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4.発達障害と睡眠障害

小児では、睡眠障害が高頻度に認められます。不眠、日中の強い眠気、覚醒困難、夜型の睡眠リズムなど、何らかの睡眠障害を抱えている子供は、25%に達します。注意欠陥多動症児の25~55%が何らか睡眠の問題を有していると言われています。

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5.月経周期・妊娠出産期・更年期と睡眠障害

女性の月経周期において、性ホルモンの急激な変動が起こります。月経関連の睡眠障害は過眠症が主なものです。妊娠から出産においても、睡眠時間の変調と情緒不安が生じます。閉経前後の更年期は、性ホルモンの低下により不眠を訴える割合が急激に増加します。

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